常念岳 に行ってきました
長野県にあります百名山の一つ、常念岳に10月24日に行ってきました。
常念岳(じょうねんだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)南部の常念山脈にある
標高2,857 mの山である。山体すべてが長野県に属し、松本市と安曇野市にまたがる。
常念山脈の主峰。日本百名山のひとつ (Wikipediaより)
百名山のリストを見ていたら登っていないのに気が付きました。
地図でコースタイムを見ますと9時間45分とあります。
これは日帰りが可能な山かなー?と。
有人小屋「常念小屋」もありますので、1泊して登頂という方法もできます。
10月の登山を予定しました。天気を睨んでいたのですが、週末と好天がなかなか合いません。
10月下旬、日曜日だけ好天の日ができました。前日、車中泊で、日帰り登山しかありません。
●前日
関越道を下り、上信越道へ向かいます。
上信越道に入り、車のナビは「東部湯の丸IC」で降りろと言ってます。
ナビに従います。国道143号線をひたすら西へ。安曇野を目指します。
安曇野に到着。夕食と日帰り温泉を済ませ、登山口前の駐車場を目指します。
ここで、問題発生。車のナビに登録した冷沢小屋が全く違う所を指しています。
ガーン!焦ります。え~!
そこで、北海道山行の時に助かった、スマホで検索します。一応ヒットします。そして「経路」も表示されました!ラッキー!
スマホ片手に出発します。無事駐車場に到着しました。
●当日
午前2時起床 6時間の睡眠でした。
朝食おにぎり2個(夜食?)、支度を進めます。3時15分になってしまいました。
駐車場を出発します。
もちろんヘッドランプの明かりを頼りに。寒いです。防寒着を重ね着して、今はMAXの重ね着です。
15分ほどで登山口に到着、小屋と立派なトイレがありました。登山届用紙は見当たらず。大丈夫、自分はWEBで届け済みです。
登山口名は「一ノ沢」。なので沢の脇をひたすら登っていきます。
3:58 山の神 お社が建っています。お詣りをします。
登山させていただきます。よろしくお願いします。m(__)m
4:57 大滝通過。1組のグループに追い抜かれます。早えーのなんの!
なかなか、沢から離れません。ひたすら沢の脇を歩きます。
5:50頃 東の空が赤く染まり始めました。なかなか見ない光景です。
少しずつ、登山道に雪が見えてきました。雨ではなく雪が降った様子。
え!全く想定していませんでした。紅葉になっていて道が雨で濡れているかなー?・・と想像していました。
この想定外が少しずつ影響します。あ”~。
6:04 笠原沢 朝日が昇り始めました。
6:46 胸突八丁通過 「滑落多発区間」の巨大な文字が怖いです。
雪の被った木の階段も怖いです。滑るのを待っている様です。
1段1段、用心しながら登ります。
7:23 最終水場 ここが最後の沢の様です。夏場は重要ですね。ここより沢から離れて本格的に山登りです。
7:40 第1ベンチ ベンチには雪が積もっています。
7:54 第2ベンチ
8:17 常念乗越に着きました。 常念小屋のある所です。ここには雪がありません。多分強風で吹き飛んで行くのでしょう。周りに山々が見渡せます。
さてここで、ウィンドブレーカー、冬用帽子、サングラス、冬用手袋を身に着け、常念岳を目指します。
常念乗越からは常念岳山頂は見えません。見えているのは「前常念」のピークです。
つづら折りの登山道を登っていきます。雪が多く、足を取られて難儀します。
今回ダブルストックを持ってきて良かったです。
アイゼンを履いている登山者はスタスタと追い抜いていきます。自分はノーアイゼン。
風が冷たいです。鼻水が止まりません。
10:09 山頂に着きましたー! 標高2857m!
地図のコースタイムでは常念乗越からは1時間15分です。
30分以上オーバーしました。雪によるスリップ等で遅れてしまった様です。
山頂は岩で囲まれて狭いです。5人いると一杯です。
取り急ぎ、自撮りで記念撮影。でもちゃんと遠くから撮りたいなー。近くにいた山ガールの方にお願いして撮ってもらいました。
360度眺望がハッキリ見えます。最高です!2019年夏に単独で苦労して登った槍ヶ岳が鮮明に見えます。いやー天気を狙った甲斐がありました。
徐々に登山者が増えてきました。女性陣が多いのは驚きました。
10:30 山頂を出発します。名残惜しいです。 ありがとう常念岳。
11:15 常念小屋の前で昼食です。お腹が空きました。
12:08 いよいよ常念岳とお別れ。常念乗越から下山を開始します。
12:48 最終水場通過
13:31 笠原沢
14:16 大滝
14:54 山の神 行きはお賽銭を出し忘れました。今回はお納めしました。
お礼を言います。ありがとうございました。
15:07 登山口着 管理人の人から声を掛けられました。小屋泊まり?どこから来ました?朝寒かったでしょう?
15:22 駐車場着 無事に帰って来ました。自分のコースタイムは12時間をオーバーしましたが、無事に帰れて良かったです。
今年最後に標高2800m超える百名山に登頂できました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(__)m